SPACE NEWS
2/Oct/2007
月周回衛星「かぐや」からハイビジョン映像が届きました
有機ELテレビが年末に発売されるといった発表がされるなど、より美しい映像を表現する技術の話題になっていますが、被写体としてもっとも相応しいと思われるものが、月周回衛星「かぐや」からとどきました。
先月の14日に種子島宇宙センタ–から打上げられた月周回衛星「かぐや」には、ハイビジョンカメラが搭載されています(下の写真)。今回、世界で初めて地球から約11万kmという遠い宇宙からのハイビジョン撮影に成功し、その写真が公開されました。動画データは、まず「かぐや」からJAXA臼田宇宙空間観測所に送信され、その後、NHKにおいてデータ処理が行われました。
当初、打上げ計画時には、関係者らの一部の意見には、搭載量が限られている衛星に、宇宙空間という特殊な環境のため故障してしまう恐れがあるハイビジョンカメラを搭載するよりも、他の機器を載せた方がいいといった意見もありました。しかし、今回のような美しい地球や、月から昇る地球の映像が、茶の間のテレビに届けられるようになれば、万が一故障するかもしれないというリスクを背負った決断だったとしても、正解だったのではないのでしょうか。
また、現在「かぐや」の状態は正常であることが確認されています。
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