SPACE NEWS
31/Oct/2007
月周回衛星「かぐや」のマストが伸び〜る
先月種子島から打上げられた月周回衛星「かぐや」にとって、今月は忙しい1ヶ月でした。4日に月軌道に入った以降は、かぐやが搭載している子衛星を分離して、月の表面を撮影。また、28日から31日にかけては、月の磁場を観測するセンサーが付いている約12mあるマスト(上の写真の左側)を伸ばしたり、月の地下5mまでの地層を観測できるレーダーを伸ばすなど、観測の準備を行いました。このまま予定どおり進めば、12月中旬から定常観測がスタートします。
かぐやのミッションは今後、定常観測開始が始まると10ヶ月間かけて行われます。アメリカの火星探査機のようにスタミナ(姿勢や高度を維持するための燃料)があれば、継続して観測を行う予定ですが、最終的には、燃料が無くなってしまったときには、月の引力により引き寄せられ、月面に落下・衝突することになります。かぐやの結末が、名前の由来になった昔話のとおりで、ちょっと寂しい感じもしますが、今年から来年にかけてかぐやから送られてくる月の情報に、世界は注目することになるでしょう。








